ロデムの部屋 ~これニャんだろう?~

2014年12月24日 水曜日

ロデムのしこりは脂肪腫と判明

ロデムの背中のしこりを切除しました。手術所見はまるで脂肪腫の様でした。





ロデムの手術後、その晩はほとんど動かずにジッとしていました。翌朝も動かず、フードも食べず。トイレにも行かないので爪とぎにまたたびパウダーを振りかけると、体をすり付け活動し始め横に置いたフードも食べ始めました。
ロデムは太っていて体も硬いし、背中の傷には届かないだろうと思っていたら、やはり猫だけに器用に舐めてほとんど抜糸してしまいました...。皮下織を縫っていたおかげで傷こそ開きませんでしたが慌ててネット包帯を着せました。

手術から約一週間で病理検査の結果が届きました。結果は脂肪腫。良性腫瘍なのでひと安心です。
猫にも脂肪腫があるのですね。犬では良く見る腫瘍ですが、猫では報告も少なく診療で遭遇することもありません。
ロデムに脂肪が多いから発生したのか、気付きにくいからか、気付いてもあまり問題視されずにいるのか。
実際には猫にもそれなりに脂肪腫が発生しているのかもしれません。

投稿者 レオどうぶつ病院 | 記事URL

2014年12月 2日 火曜日

ロデムの背中にしこりが!


普段から、すり寄って来て顔をなでろと言ってくるロデムですが、顔以外のところは触られたくない様で、しつこく触ろうとすると逃げて行きます。

数日前に撫でていたら、背中のしこりに気付きました。
しこりは柔らかくて皮膚との固着はなく、底部の胸壁の筋肉との明らかな固着もない、犬であれば皮下組織に遊離して存在する良性腫瘍の脂肪腫といった触り心地。
でも、猫の脂肪腫ってあまり聞かないし...。調べてみると数例の報告はあったが珍しいようだ。猫にしこりを見つけたら悪性腫瘍と思えって言うし...。背中は注射誘発性肉腫が発生の多い場所でもある。

犬であれば、まず細胞診を行って、脂肪腫が疑われれば経過観察と行ったところでしょうが、ロデムの場合じっくり触ることもままならない。
細胞診を行うには全身麻酔が必要だろうし、悪性腫瘍の可能性も十分考えられます。
そこで、思い切って手術をして切除生検を行うこととしました。

ロデムも色々できてくる年になったんだな。

投稿者 レオどうぶつ病院 | 記事URL