ロデムの部屋 ~これニャんだろう?~

2018年9月 6日 木曜日

太った猫が急に食べなくなったら要注意 肝リピドーシス

猫は環境の変化に敏感です。引っ越しやペットホテルでのお泊まり、家族構成の変化など...。ストレスにより食欲がなくなることがあります。
太っている猫が急に食べなくなったときには注意が必要です。体にたくさん蓄えがあるからと安心してはいけません。
食事をとれない状態が続くと肝リピドーシスを発症します。肝リピドーシスが進行すると黄疸が認められ、数日の経過で命に関わる状態となることがあります。

猫の三臓器炎など原因疾患がある場合にはその病気の治療が必要です。しかし原因のはっきりしない特発性肝リピドーシスが多く、ストレスなどで食欲がなくなることで発症しますので、その治療は食事を食べさせることが重要となります。

自分から食べない場合には液状の流動食をシリンジで給与します。誤嚥させない様に少量ずつ与えるのがコツです。
口からの投与が困難な場合には鼻カテーテルなどでチューブから胃に栄養を送ります。

自分から食べるところまで行ったら一安心です。

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2018年8月31日 金曜日

猫健診で見つかった高齢猫の甲状腺機能亢進症  内分泌疾患   レオどうぶつ病院 青葉区 たちばな台 桂台 松風台


17歳の猫ちゃん。猫健診に来院しました。
高齢ではありますが、食欲旺盛で元気。夜中に元気に走り回っています。
たくさん食べているのに痩せてきたのが気になります。
以前に比べ、水をよく飲みます。

ここまでのお話で通常の健診内容に甲状腺ホルモン検査の追加をお勧めしました。

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体重は2.1kg。2年前には2.65kgありましたが約20%の減少があります。
肥満度の検査では体脂肪率11%。軽度の削痩があります。

高齢猫に多く、痩せてくる疾患に慢性腎臓病や甲状腺機能亢進症があります。
水をたくさん飲むのは腎臓病を疑う症状です。

甲状腺機能亢進症は過剰な甲状腺ホルモンの働きにより代謝が活発となり、一見元気でよく食べるのにどんどん痩せてくるといった症状が出てきます。大きな声で鳴いたり、年齢にそぐわない活発さが認められます。

検査結果から甲状腺機能亢進症と診断しました。慢性の腎臓病も出始めています。
過剰に産生される甲状腺ホルモンの分泌を抑える抗甲状腺薬の投与を開始することとしました。
他にも甲状腺ホルモンの材料となるヨウ素を制限した食事療法もあります。

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2018年7月 5日 木曜日

犬と猫の棲み分け 猫と犬が仲良くするのを夢見たけど...

犬を飼い始めて、ロデムと仲良くなることを期待していました。(左:ポテコ♀チワワ、右:チーズ♂チワワ)
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犬が3頭に増えると、そのうちの1頭(ポテコ)が吠えかかるようになりました。
臆病なので物音がすると吠えるんです。
ロデムも先住猫の威厳で時々脅したりしていたのですが、ストレスになってきて、1階と2階に棲み分けする事になりました。
階段の上には赤ちゃんガードの柵を設けました。

棲み分けして数年、ロデムもすっかり落ち着いてきました。
扉が開いていても下までは下りて行きません。
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最近、チーズ(チワワ、去勢雄3歳)が階段を上って柵の手前に訪ねて来るようになりました。
3頭の犬の中では一番おっとりしています。
始めはロデムも威嚇していたのですが、チーズは吠えることもなく大人しく座っています。
もしかして仲良く出来るかも...。
ちょっと期待しています。


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2018年6月 1日 金曜日

予約診療のご案内   レオどうぶつ病院 青葉区        若草台 鴨志田町 桂台 たちばな台 桜台


病院には連れて行きたいけど、ちょっと心配......
こんな心配はありませんか?
●お家以外の場所が苦手なネコちゃんを連れて行きたい
●他の犬がいると興奮したり怖がったりする
●抗がん剤治療など時間のかかる治療
●ペットの「がん」に関するご相談
●その他

昼間の時間帯(12~15時)に予約診療を受け付けています。
ご希望により日曜・祝日にも承ります。
繁忙期等には承れないこともございますのでご了承ください。

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2018年2月14日 水曜日

食べているのにどんどん痩せてくる高齢猫の甲状腺機能亢進症



詩音ちゃんは19歳の高齢猫。ここのところ痩せてきたと来院しました(写真は痩せる前のもの)。
かつては12kgあった体重が6kgにまで落ちていました。
高齢猫に多い腎不全や、甲状腺機能亢進症も疑われます。
健康診断を兼ねて血液検査と甲状腺ホルモン検査を行いました。
検査結果は年なりの腎不全はありましたが、著しい甲状腺ホルモン値の上昇が認められました。

高齢猫に多い甲状腺機能亢進症では代謝が活発になりすぎ、どんどん痩せてきます。
年齢の割には元気でよく食べるのに痩せてくるのが典型的な症状です。
心拍数を計ると一分間に266回と、通常の倍の早さです。
このままではいずれ消耗死してしまいます。

治療は甲状腺ホルモンの過剰な生成を抑える薬を投薬します。甲状腺ホルモンを作る材料となるヨウ素を抑えた療法食による治療法もあります。
詩音ちゃんは投薬が難しく、食事療法も試しましたが、徐々に食欲も落ちてきました。同じ時期に迷子の子猫を保護し、飼い主が見つからずに同居することになりました。
子猫は遊びたくて詩音ちゃんに絡んできます。詩音ちゃんはいよいよ苦しくなり来院しました。

エコー検査をすると胸水が大量に貯まっていました。

命がけで鎮静麻酔をかけて胸水を抜去し一命を取り留めました。
その後、飼い主さんがいろいろと試し、ちゅーるに混ぜると投薬ができることがわかりました。
抗甲状腺薬を飲み始めると心拍数は下がり始め、以前は1分間に266回だったのが188回と、ほぼ正常値となりました。それに伴い、減少し続けていた体重も戻り始めました。

先日、子猫の去勢手術も済みました。詩音ちゃんは子猫とケンカをしながらも、ますます元気にやっているそうです。

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