レオどうぶつ病院 診療日記

2024年2月17日 土曜日

今月のニューフェイス とわちゃん 日本猫

とわちゃんは元保護猫として飼い主さんに引き取られました。推定3カ月齢の日本猫の男の子です。新しい環境、そして初めての病院ではびくびくしていました。体重は1.6㎏。外部寄生虫予防のスポット剤を滴下しました。

翌週には2回目の混合ワクチンを済ませ、6カ月齢で去勢手術を行いました。
今日は抜糸に来院。おうちや病院にも慣れてよく食べるので体重は3.45㎏に増えました。
去勢後の猫ちゃん用のローカロリーなフードのサンプルをお出ししました。
今後は太りすぎにも注意しないとですね。

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2024年2月12日 月曜日

腹囲膨満で来院した犬に認めた心嚢水の抜去により腹水も消失


10歳オスのジャックラッセルテリアが一週間前からの腹囲膨満により動きが悪いと来院しました。
先ほど、帰宅した飼い主のお迎えに玄関に行った際に、パタッと横に倒れたとのことでした。

腹部エコー検査を行うと腹水の貯留を認めました。

エコー検査では尿などの液体が黒く写ります。上のエコー写真のUBが膀胱です。
通常はお腹の中には尿以外には液体の貯留はありませんが、この写真では膀胱の外側も黒く見えます。これが腹水です。
腹水の中に腸管が浮かんでいる様子が見えます。

今回はお腹の張りだけでなく、急に倒れたことが気になります。胸部のエコー検査も追加しました。


心臓の周りが黒く見え、液体が貯留していることが分かります。心嚢水貯留です。
これが倒れた原因です。心臓の周囲に心嚢水が貯留すると、拍動を続ける心臓に大きな負担がかかります。
水の中で運動をし続けているような状態なのです。緊急的に心嚢水を抜去する必要があります。

心嚢水貯留の原因には心臓腫瘍の破裂などによる血液貯留が多いのですが、今回の検査からはしこりの病変は確認されず、特発性心嚢水貯留として心嚢水抜去術を行いました。動いている心臓のすぐ横に針を刺しますので慎重に行いました。

一方、腹水は心機能が戻ることで自然消失するであろう事を予測して、検査目的で少量のみ採取としました。

上は心嚢水抜去後のエコー写真です。心臓周囲の黒い部分が無くなり、心嚢水が大部分無くなったことを確認しました。
抜去後は調子も戻り、腹水も徐々に引いたことから、循環不全により生じた腹水貯留であったことが確認されました。
特発性心嚢水貯留は再発率の高い疾患ですが、今のところ再発なく過ごしているとのことでした。

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2024年2月 5日 月曜日

今月のニューフェイス プラムちゃん              トイプードル×ビションフリーゼ 



プラムちゃん  トイプードルとビションフリーゼのミックス犬の女の子です。まもなく生後4カ月齢、体重は2㎏になりました。
今日は3回目の混合ワクチンに来院しました。ご自宅で今月与えるノミ・マダニの予防薬を処方しました。
次回は1か月後に狂犬病ワクチンと犬の登録をする予定です。

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2024年1月28日 日曜日

今月のニューフェイス 栞奈ちゃん トイプードル


栞奈(かんな)ちゃん トイプードル 体重650gの女の子です。年末に飼い始めた時には480gだったそうです。
今日は2回目の混合ワクチンに来院しました。歯磨きのやり方を勉強しました。
次回は3回目のワクチンの予定です。

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2024年1月24日 水曜日

災害時のペット対策セミナーのご案内


2月4日(日)15~16時に鴨志田第一小学校内の鴨志田コミュニティハウスにて「災害時のペット対策」に関するセミナーを行います。
ペットとの同行避難について一緒に考えませんか?
QRコードよりお申し込みください。

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