レオどうぶつ病院 診療日記

2020年6月27日 土曜日

アレルミューンを使用した減感作療法により改善した       難治性膿皮症のヨークシャーテリア



ランチちゃんは5歳齢のヨークシャーテリア。3歳頃より体の痒みが強くなり、全身の皮膚に膿皮症(細菌性皮膚病)を認めるようになりました。シャンプー療法と抗生物質の投与で改善傾向を認めますが、しばらくすると再発します。
皮膚のバリア機能不全を疑い、保湿等皮膚のケアに力を入れ、痒み止めの薬なども併用しましたが、どうしても皮膚病をぶり返してしまいます。
難治性の皮膚バリア機能不全の背景には基礎疾患が絡んでいることがあります。そこでアレルギー検査を行いました。
アレルゲンIgE検査では食物や花粉などには反応が見られなかった一方、ハウスダストのダニに反応が見られ、特にハウスダストのダニのタンパクであるDer f2 IgEにおいて著高を認め、犬アトピー性皮膚炎を疑いました。
そこで、アレルミューンという注射を使った、Der f2タンパクに対する減感作療法を行いました。

減感作療法は犬アトピー性皮膚炎の主なアレルゲンの一つであるハウスダストに含まれるタンパク質を、週1回ずつ徐々に用量を増やしながら、6回の注射で症状を改善させるものです。
3週目の注射頃より徐々に皮膚は落ち着き、6回目の終了時には比較的良好な皮膚の状態となっていました。

その後は3ヵ月に一度、追加の注射をするパルス療法を継続し、今年は蒸し暑くなった現在も皮膚病の薬は不要となりました。
本人の痒みから解放され、ストレスフリーの生活を送れるようになりました。

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2020年6月 6日 土曜日

高齢犬の自壊したイボの結紮処置

もうすぐ17歳になるミニチュアダックス・ワイヤー。

体中にいぼが散在していますが、1年前に発見した左耳の外側にできたイボが、この2~3ヵ月で増大し、自壊出血するようになりました。3年前に2次診療施設で小脳炎と診断されてから薬で維持していますが、麻酔をかけることは難しいと言われています。

左耳介外側の腫瘤は約2cm大で表面は自壊していますが、耳介軟骨に固着は認めず。腫瘤の基部には少しくびれがあり、局所麻酔での結紮処置を行いました。手術用の糸で基部を結紮をすることで、腫瘤への血流を遮断します。

1週間後、しこりが乾いてきて昨日ポロリと取れたと来院されました。本人は痛がることもなく出血もありませんでした。かさぶたになってはいますがキレイに取れて飼い主さんは喜んでいました。

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2020年3月29日 日曜日

チワワの耳の縁から出血 耳介辺縁壊死症


4歳のチワワ。以前より時々耳の汚れをクリーニングしていましたが、3歳になる頃より耳介辺縁は脱毛し、出血して痂皮ができるようになりました。外耳炎の治療薬を塗っても改善しません。カビを疑い真菌培養をしましたが結果は陰性。

冬になり症状は悪化していきました。皮膚科の専門医とも相談し犬の耳介辺縁壊死症と診断しました。

耳介辺縁壊死症の原因は免疫異常やホルモン異常、毛細血管の血栓や寒冷による末端の血行障害など、いくつもの要因が関連しているやっかいな病気です。それらに対する薬を配合して長期的に与えることとしました。
寒冷刺激が悪化要因となりますので、冬季の外でのお散歩は控えるようにします。嫌がらないワンコなら頭に防寒用のスヌードなどをかぶるのも有効です。痂皮がはがれると出血しましたが、温浴することも有効でした。

治療開始から2ヵ月後、お泊まりに来院した際には大分キレイになっていました。

これから暖かくなるともっと良くなるね。

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2019年11月25日 月曜日

プランターの砂利を食べて腸閉塞を起こした犬の腸内異物摘出術

13歳のミニチュアダックスが頻回の嘔吐と元気、食欲の消失で来院しました。
食事はいつも通りで、特別に変わったものは与えていません。
急性膵炎の可能性も疑い血液検査を行いました。重度の脱水と炎症マーカーであるCRPの高値を認しました。
急性胃腸炎として、点滴と胃炎の治療を行いました。

帰宅後、夕方になっても状態は変わらず再来院しました。
消化管異物を疑い、腹部レントゲン検査を行いました。


腸管内には約5mm大の砂利が大量に詰まり、異常なガス陰影から腸閉塞が疑われました。
レントゲン写真を見て、昨日ベランダに出した際、プランターをひっくり返して砂利が散っていたことを思い出しました。

当日夜に緊急の消化管内異物摘出手術を行いました。腸管が痛んでいる場合は腸管切除と腸吻合術が必要になるかもしれません。

結腸内に異物を認め、大量に掻き出しました。


腸管の縫合後、確認のため術中レントゲン撮影を行いました。

もう一カ所大量に詰まった部分を確認しました。

腸管を手繰っていくと、盲腸の前後に詰まりを認めました。
盲腸の前の回腸部分と、後ろの結腸部分を切開し、二カ所から砂利を掻き出しました。
発症後、間もなかったため腸管を温存することが出来ました。

大量に掻き出した砂利。

術後は心配した腹膜炎も起こさずに、翌日より液体の食事の給餌を開始しました。
2日後には流動食を自力で少量食べ始め、3日後に退院しました。

抜糸に来院した時には、いつもの元気に戻っていました。

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2019年11月17日 日曜日

PayPayでのお支払いもできます レオどうぶつ病院       青葉区 たちばな台 みたけ台 桜台


この度、PayPayでのお支払いも出来るようになりました。
ぜひご利用ください。
また、キャッシュレスでのお支払いの場合、2020年6月まで消費者還元が適用となりました。

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