レオどうぶつ病院 診療日記

2014年12月28日 日曜日

犬のドライアイ 犬の乾性角結膜炎(KCS)

犬のドライアイを知っていますか? 犬の乾性角結膜炎(KCS)
目がしょぼしょぼして開きにくい。ネバネバした目ヤニが多い。白目が赤くなる...。それは犬のドライアイ。乾性角結膜炎かもしれません。
犬の乾性角結膜炎は小型犬に多い、涙の量が減少する自己免疫疾患です。涙が減ることで油性の目ヤニが増え、目がしょぼしょぼして開きにくくなり細菌感染や炎症を起こしやすくなります。乾燥した状態でのまばたきは目の表面の角膜を傷つけ、角膜炎や結膜炎を起こします。透明な角膜がこすれると白く濁り、血管新生や色素沈着で目が見えにくくなります。角膜に傷(潰瘍)ができることもあります。

しんちゃんは4歳のミニチュアシュナウザー。目の曇りがあり二年間点眼を続けているが、最近こちらに引越して来られて継続の治療のために来院しました。

両眼の表面(角膜)は乾燥し、暑い眼脂に覆われていました。何度も洗眼し、眼脂を徐々に溶かし角膜が現れました。角膜表面は乾燥した状態での瞬きなどの慢性刺激で色素沈着し、血管新生も確認されました。


自宅での洗眼とヒアルロン酸点眼の他にシクロスポリン眼軟膏(免疫抑制剤)を処方しました。
1ヶ月後、飼い主さんの毎日のケアのおかげで眼に潤いが戻り始めました。


投稿者 レオどうぶつ病院

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