レオどうぶつ病院 診療日記

2018年2月27日 火曜日

犬の肛門横がはじけて出血 肛門嚢炎  レオどうぶつ病院    みたけ台 たちばな台 桜台 もえぎ野 千草台 


昨夜より愛犬の肛門横が紫色に腫れて痛そうにしていました。
おしりを床にこすったりするうちに、はじけて血膿が排出しました。

来院時、肛門の左下に穴が開き、血膿がにじみ出ていました。

この子は会陰ヘルニアを治療中でしたので直腸検査を行い、この穴が直腸とつながっていないか確認しました。

直腸には全周にわたって憩室(空所)が認められ、宿便を摘出しましたが。
幸い、自壊した肛門嚢とはつながっていませんでした。

自壊創の洗浄処置を行い、抗生剤と消炎鎮痛剤による治療を行いました。

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2018年2月26日 月曜日

マーガリン入りぶどうパンを誤食した犬の催吐処置        レオどうぶつ病院 みたけ台 たちばな台 桜台 もえぎ野



2歳のミニチュアダックスの男の子が留守番中に、テーブルの上にあったぶどうパンを食べてしまったと来院しました。

干しぶどうをたくさん食べると犬では急性腎不全になるリスクがあります。
今回はロールパンをまるまる2個食べていました。小型犬にしてはかなりの量です。
さらに中にマーガリンの入ったタイプなので、脂肪分の摂取による急性膵炎を発症するリスクもあります。

推定では30分前に食べたとのこと、まだ大部分は消化されずに残っているはずです。
早速レントゲン検査で確認しました。

胃の中には食べたものがたくさん詰まっていました。
催吐処置を行いました。

胃の中に貯まっていたものを一気に吐き出すことができました。

こんなにいっぱい食べていたのですね。
干しぶどうもたくさん出てきました。

吐ききってスッキリした様子。
帰宅後、いつも通りに夕食を食べ、嘔吐や下痢にもならなかったようです。

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2018年2月24日 土曜日

お年玉くじ当選番号発表    青葉区 レオどうぶつ病院    たちばな台 みたけ台 桜台 もえぎ野 大場町


2月22日は猫の日だそうです。

お年玉くじの抽選会がありました。

厳正な抽選の末、以下の番号が当選致しました。

1等 43番
2等 11番
3等 34番、53番

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2018年2月14日 水曜日

食べているのにどんどん痩せてくる高齢猫の甲状腺機能亢進症



詩音ちゃんは19歳の高齢猫。ここのところ痩せてきたと来院しました(写真は痩せる前のもの)。
かつては12kgあった体重が6kgにまで落ちていました。
高齢猫に多い腎不全や、甲状腺機能亢進症も疑われます。
健康診断を兼ねて血液検査と甲状腺ホルモン検査を行いました。
検査結果は年なりの腎不全はありましたが、著しい甲状腺ホルモン値の上昇が認められました。

高齢猫に多い甲状腺機能亢進症では代謝が活発になりすぎ、どんどん痩せてきます。
年齢の割には元気でよく食べるのに痩せてくるのが典型的な症状です。
心拍数を計ると一分間に266回と、通常の倍の早さです。
このままではいずれ消耗死してしまいます。

治療は甲状腺ホルモンの過剰な生成を抑える薬を投薬します。甲状腺ホルモンを作る材料となるヨウ素を抑えた療法食による治療法もあります。
詩音ちゃんは投薬が難しく、食事療法も試しましたが、徐々に食欲も落ちてきました。同じ時期に迷子の子猫を保護し、飼い主が見つからずに同居することになりました。
子猫は遊びたくて詩音ちゃんに絡んできます。詩音ちゃんはいよいよ苦しくなり来院しました。

エコー検査をすると胸水が大量に貯まっていました。

命がけで鎮静麻酔をかけて胸水を抜去し一命を取り留めました。
その後、飼い主さんがいろいろと試し、ちゅーるに混ぜると投薬ができることがわかりました。
抗甲状腺薬を飲み始めると心拍数は下がり始め、以前は1分間に266回だったのが188回と、ほぼ正常値となりました。それに伴い、減少し続けていた体重も戻り始めました。

先日、子猫の去勢手術も済みました。詩音ちゃんは子猫とケンカをしながらも、ますます元気にやっているそうです。

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