レオどうぶつ病院 診療日記

2017年5月26日 金曜日

犬の重度歯周病の治療 粘膜フラップ形成術による口鼻腔瘻の閉鎖

重度の歯周病のヨークシャーテリア。歯根端膿瘍により左眼の下が自壊・排膿し麻酔下での歯牙処置を行うことになりました。
15歳齢で高齢ではありますが、術前の血液検査では炎症に伴う変化の他は大きな異常はありませんでした。

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全身麻酔下で歯を精査すると、歯周病のために多くの歯はグラグラと動揺しており、抜歯を行いました。
動揺の少ない歯は歯周ポケットのスケーリングを行い温存しました。
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上顎の犬歯の歯根は鼻腔につながっていますので、歯周炎が波及して慢性の鼻炎を起こしていました。
大きく空いた抜歯孔から、奥の鼻腔内に貯留した膿を可能な限り掻き出しました。
犬歯の抜歯孔は大きく、飲食したものが鼻に入ってしまいますので縫合することとしました。
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抜歯孔の表面は慢性の歯周炎による感染創であるため、このまま縫い寄せても癒合しません。
表面をデブリードメントして新鮮創としてから口唇粘膜フラップ形成術にて縫合しました。

術後、鼻炎とくしゃみは改善し、眼の下の膿瘍も治癒しました。
近くに寄っても口臭がなくなりました。

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2017年5月 6日 土曜日

眼の下が腫脹し排膿した重度歯周病の犬

15歳のヨークシャーテリア。

2年半前に重度の歯周病で来院。
歯磨きは難しく、全身麻酔下での歯牙処置をお勧めしましたが、高齢であることから全身麻酔下での処置をするか迷われていました。


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半年前に再来院した時には左眼の下から膿が出て、歯根端膿瘍を疑いました。上顎の第4前臼歯(一番大きな奥歯)の歯根端で化膿すると、目の下のあたりに膿が貯まり腫れてきます。そして破裂し、排膿します。

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鼻からは膿性の鼻汁が出ています。
上顎の犬歯(牙)の歯根は鼻腔に続いています。そのため犬歯に歯周病があると鼻炎を起こします。
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奥歯を覗くと歯石だけでなくドロドロの歯垢に覆われていました。
歯周病により全身状態の悪化が認められました。
抗生剤の治療を行い、高齢ではありますが麻酔下での処置を再度検討しました。

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