レオどうぶつ病院 診療日記

2019年11月25日 月曜日

プランターの砂利を食べて腸閉塞を起こした犬の腸内異物摘出術

13歳のミニチュアダックスが頻回の嘔吐と元気、食欲の消失で来院しました。
食事はいつも通りで、特別に変わったものは与えていません。
急性膵炎の可能性も疑い血液検査を行いました。重度の脱水と炎症マーカーであるCRPの高値を認しました。
急性胃腸炎として、点滴と胃炎の治療を行いました。

帰宅後、夕方になっても状態は変わらず再来院しました。
消化管異物を疑い、腹部レントゲン検査を行いました。


腸管内には約5mm大の砂利が大量に詰まり、異常なガス陰影から腸閉塞が疑われました。
レントゲン写真を見て、昨日ベランダに出した際、プランターをひっくり返して砂利が散っていたことを思い出しました。

当日夜に緊急の消化管内異物摘出手術を行いました。腸管が痛んでいる場合は腸管切除と腸吻合術が必要になるかもしれません。

結腸内に異物を認め、大量に掻き出しました。


腸管の縫合後、確認のため術中レントゲン撮影を行いました。

もう一カ所大量に詰まった部分を確認しました。

腸管を手繰っていくと、盲腸の前後に詰まりを認めました。
盲腸の前の回腸部分と、後ろの結腸部分を切開し、二カ所から砂利を掻き出しました。
発症後、間もなかったため腸管を温存することが出来ました。

大量に掻き出した砂利。

術後は心配した腹膜炎も起こさずに、翌日より液体の食事の給餌を開始しました。
2日後には流動食を自力で少量食べ始め、3日後に退院しました。

抜糸に来院した時には、いつもの元気に戻っていました。

投稿者 レオどうぶつ病院

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