レオどうぶつ病院 診療日記

2020年6月 6日 土曜日

高齢犬の自壊したイボの結紮処置

もうすぐ17歳になるミニチュアダックス・ワイヤー。

体中にいぼが散在していますが、1年前に発見した左耳の外側にできたイボが、この2~3ヵ月で増大し、自壊出血するようになりました。3年前に2次診療施設で小脳炎と診断されてから薬で維持していますが、麻酔をかけることは難しいと言われています。

左耳介外側の腫瘤は約2cm大で表面は自壊していますが、耳介軟骨に固着は認めず。腫瘤の基部には少しくびれがあり、局所麻酔での結紮処置を行いました。手術用の糸で基部を結紮をすることで、腫瘤への血流を遮断します。

1週間後、しこりが乾いてきて昨日ポロリと取れたと来院されました。本人は痛がることもなく出血もありませんでした。かさぶたになってはいますがキレイに取れて飼い主さんは喜んでいました。



投稿者 レオどうぶつ病院

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